50代夫婦の旅行費はいくら?予算別の楽しみ方と節約術
- はじめに|50代夫婦だからこそ楽しめる旅行がある
- 1.50代夫婦の旅行費はいくらが目安?
- 2.予算3万円以内|近場の日帰り旅行を楽しむ
- 3.予算5万~10万円|1泊2日の温泉旅行を楽しむ
- 4.予算10万~20万円|2泊3日で少し遠くへ出かける
- 5.予算20万~30万円|夫婦で少し贅沢な旅行を楽しむ
- 6.海外旅行は予算と目的地を決めて計画する
- 7.50代夫婦が旅行費用を節約する7つの方法
- 8.旅行費用は毎月積み立てて準備する
- 9.サイドFIREや老後生活では旅行費をどう考える?
- 10.50代夫婦の旅行は「思い出への投資」
- 11.旅行費用で失敗しないために気をつけたいこと
- まとめ|50代夫婦はお金と時間のバランスを考えて旅行を楽しもう
はじめに|50代夫婦だからこそ楽しめる旅行がある
50代になると、夫婦で旅行を楽しむ時間について考える機会が増えてくるのではないでしょうか。
子育てや仕事に追われていた時期には、なかなか時間を取れなかった旅行。ようやく自分たちの時間が持てるようになり、「これからは夫婦でいろいろな場所に出かけたい」と考える人も多いと思います。
一方で、気になるのが旅行にかかる費用です。
老後資金や住宅費、日々の生活費も考えると、旅行に大きなお金を使うことに抵抗を感じる人もいるでしょう。
しかし、旅行は単なる娯楽ではありません。普段とは違う景色を見たり、おいしいものを食べたり、夫婦で思い出を共有したりすることは、人生を豊かにする大切な経験です。
大切なのは、無理をして高額な旅行をすることでも、将来が不安だからと旅行を我慢し続けることでもありません。
自分たちの家計に合った予算を決め、その範囲内で満足度の高い旅行を楽しむことです。
この記事では、50代夫婦の旅行費の目安を予算別に整理し、国内旅行や海外旅行の楽しみ方、旅行費用を抑える節約術について解説します。
1.50代夫婦の旅行費はいくらが目安?
まず、夫婦2人で旅行する場合、どのくらいの費用を考えておけばよいのでしょうか。
旅行費用は、行き先や宿泊日数、移動手段、宿泊施設のグレードによって大きく変わります。
例えば、近場への日帰り旅行と、新幹線や飛行機を利用する2泊3日の旅行では、必要な予算がまったく違います。
そのため、旅行費用は一律に考えるのではなく、旅行の目的やスタイルに合わせて設定することが大切です。
夫婦2人の旅行費用の目安
以下は、国内旅行を中心とした夫婦2人分の予算イメージです。
| 旅行スタイル | 夫婦2人の予算目安 | 楽しみ方 |
|---|---|---|
| 日帰り旅行 | 1万~3万円 | 温泉・観光・グルメ |
| 1泊2日の旅行 | 5万~10万円 | 温泉旅館・観光地巡り |
| 2泊3日の旅行 | 10万~20万円 | 新幹線・飛行機を利用した旅行 |
| 少し贅沢な旅行 | 20万~30万円 | 高級旅館・リゾートホテル |
| 海外旅行 | 30万~60万円以上 | 近距離の海外旅行など |
※金額は交通費、宿泊費、食事代、観光費、お土産代などを含めた概算です。旅行先や時期、予約条件によって変わります。
例えば、毎月2万円を旅行用に積み立てれば、1年間で24万円になります。
毎年1回、20万円程度の旅行を楽しむこともできますし、日帰り旅行を何度か組み合わせることもできます。
旅行費用を考えるときは、1回の旅行にいくら使うかだけでなく、年間でいくら旅行に使えるかという視点も大切です。
公的な統計から見る国内旅行の費用
観光庁が公表した「旅行・観光消費動向調査」の2025年年間確報によると、日本人の国内宿泊旅行における1人1回当たりの旅行支出は72,412円でした。
単純に2人分に換算すると、約14万5,000円です。
ただし、これは幅広い年代や旅行スタイルを含む全国平均であり、50代夫婦だけの平均ではありません。また、旅行の内容や宿泊数によって実際の金額は異なります。
それでも、夫婦2人で国内宿泊旅行を計画する際の参考にはなります。
旅行費用が以前より高くなったと感じる人もいるかもしれませんが、平均的な支出を参考にしながら、自分たちに合った予算を考えてみましょう。
参考:観光庁「旅行・観光消費動向調査 2025年年間値(確報)」
2.予算3万円以内|近場の日帰り旅行を楽しむ
旅行というと、遠くの観光地に出かけて宿泊するイメージがあるかもしれません。
しかし、50代夫婦の旅行は、必ずしも遠出をする必要はありません。
近場にも、まだ訪れたことのない観光地や自然豊かな場所、おいしい食事を楽しめるお店がたくさんあります。
日帰り旅行なら、夫婦2人で1万~3万円程度の予算でも十分に楽しめます。
日帰り旅行の楽しみ方
例えば、次のような過ごし方があります。
- 近郊の温泉施設でゆっくり過ごす
- 景色の良い場所までドライブする
- 道の駅や地元の市場で食事を楽しむ
- 美術館や博物館を巡る
- 季節の花や紅葉を見に出かける
- 海や山など自然のある場所を散策する
日帰り旅行の魅力は、宿泊費がかからず、気軽に出かけられることです。
例えば、交通費5,000円、昼食代5,000円、観光・入浴代5,000円、お土産代5,000円なら、夫婦2人で2万円程度です。
毎月1回、近場の日帰り旅行を楽しんでも、年間24万円程度で済みます。
宿泊旅行を年に何度もするのは難しくても、日帰り旅行なら家計への負担を抑えながら楽しめます。
50代夫婦には移動そのものを楽しむ旅行もおすすめ
目的地に早く到着することだけを考えるのではなく、移動する時間も旅行の一部として楽しんでみてはいかがでしょうか。
車やバイクで景色の良い道を走り、途中の道の駅やカフェに立ち寄る。予定を詰め込み過ぎず、気になった場所で休憩する。
こうした自由な旅行も、50代夫婦ならではの楽しみ方です。
高額な宿泊施設に泊まらなくても、夫婦で過ごす時間そのものに価値があります。
3.予算5万~10万円|1泊2日の温泉旅行を楽しむ
夫婦2人で5万~10万円程度の予算があれば、国内の温泉地や観光地への1泊2日の旅行を計画できます。
50代夫婦におすすめしたいのが、観光だけでなく、宿泊先でゆっくり過ごす旅行です。
若い頃は、できるだけ多くの観光地を巡りたいと考えていた人もいるでしょう。
しかし、50代になると、旅行の楽しみ方も少しずつ変わってきます。
観光地を何か所も回るより、宿泊先でおいしい食事を楽しみ、温泉に入り、翌朝はゆっくり起きる。
そんな余裕のある旅行も魅力的です。
1泊2日の予算例
夫婦2人で8万円の旅行を計画した場合、次のような予算配分が考えられます。
| 費用項目 | 予算 |
|---|---|
| 交通費 | 15,000円 |
| 宿泊費 | 40,000円 |
| 食事代 | 10,000円 |
| 観光・入浴費 | 5,000円 |
| お土産・その他 | 10,000円 |
| 合計 | 80,000円 |
※あくまで予算配分の一例です。宿泊施設の料金や交通手段によって変わります。
宿泊費を抑えたい場合は、平日限定プランや早期予約プランを利用する方法があります。
一方、旅行の目的が温泉旅館での食事や滞在であれば、宿泊費に少し多めに予算を配分するのもよいでしょう。
旅行では、すべての費用を均等に節約する必要はありません。
自分たちが何を一番楽しみにしているのかを考え、お金をかける部分と抑える部分を分けることが大切です。
4.予算10万~20万円|2泊3日で少し遠くへ出かける
夫婦2人で10万~20万円程度の予算があれば、少し遠くの観光地へ2泊3日の旅行を計画できます。
新幹線や飛行機を利用して、普段なかなか行けない地域を訪れるのもよいでしょう。
例えば、次のような旅行が考えられます。
- 京都や金沢などの歴史・文化を楽しむ旅行
- 北海道や九州など、食を楽しむ旅行
- 上高地や立山など、自然を満喫する旅行
- 沖縄などでゆっくり過ごす旅行
- 夫婦で思い出の場所を再訪する旅行
50代になると、これまで訪れた場所をもう一度訪れる楽しみもあります。
若い頃に行った観光地を再訪すると、当時とは違った景色や感じ方に気づくことがあります。
また、初めて訪れる場所であれば、新しい経験や発見が得られます。
2泊3日の予算例
夫婦2人で15万円を予算にした場合の一例です。
| 費用項目 | 予算 |
|---|---|
| 交通費 | 40,000円 |
| 宿泊費(2泊) | 50,000円 |
| 食事代 | 25,000円 |
| 観光・体験費 | 15,000円 |
| お土産・その他 | 20,000円 |
| 合計 | 150,000円 |
この予算なら、宿泊先や交通手段を工夫しながら、旅行先での食事や観光も楽しめます。
ただし、飛行機や新幹線を利用する場合、繁忙期や直前の予約では交通費が高くなることがあります。
旅行の日程に余裕がある場合は、平日や閑散期を選ぶと費用を抑えやすくなります。
5.予算20万~30万円|夫婦で少し贅沢な旅行を楽しむ
毎年の旅行とは別に、特別な旅行を計画するのもよいでしょう。
例えば、結婚記念日や誕生日、仕事を頑張ってきた自分たちへのご褒美として、少し贅沢な旅行を楽しむ方法です。
夫婦2人で20万~30万円程度の予算があれば、宿泊施設や食事にこだわった旅行も選択肢に入ります。
少し贅沢な旅行の楽しみ方
- 露天風呂付き客室のある旅館に泊まる
- 食事にこだわった温泉宿を選ぶ
- 景色の良いリゾートホテルで過ごす
- いつもより上質なレストランで食事をする
- 観光だけでなく、ホテルで過ごす時間を楽しむ
50代は、これまで頑張ってきた自分たちのために、お金を使うことも考えたい年代です。
もちろん、毎回高額な旅行をする必要はありません。
普段は日帰り旅行や手頃な宿泊旅行を楽しみ、年に1回だけ少し贅沢をする。
このようにメリハリをつけることで、旅行を長く楽しみ続けることができます。
6.海外旅行は予算と目的地を決めて計画する
50代夫婦にとって、海外旅行も魅力的な選択肢です。
国内旅行とは異なる文化や食事、街並み、自然に触れることができます。
一方、海外旅行は航空券や宿泊費、現地での交通費、食事代などが必要になるため、国内旅行よりもまとまった予算が必要です。
海外旅行の予算目安
夫婦2人で海外旅行をする場合の予算イメージは、次のとおりです。
| 旅行先・スタイル | 夫婦2人の予算目安 |
|---|---|
| 近距離のアジア旅行 | 20万~40万円 |
| アジアのリゾート旅行 | 25万~50万円 |
| ハワイなどのリゾート旅行 | 40万~70万円以上 |
| ヨーロッパ旅行 | 50万~100万円以上 |
※航空券、宿泊日数、旅行時期、ホテルのグレードによって大きく変わります。燃油サーチャージや現地での物価、為替レートにも注意が必要です。
海外旅行は、行き先によって費用の差が大きくなります。
予算を抑えたい場合は、比較的近いアジアの国や、航空券が安い時期を選ぶ方法があります。
一方、ヨーロッパなど遠方への旅行は、移動時間も長く、費用も高くなりやすいため、旅行日数や訪問先を慎重に考えたいところです。
50代からの海外旅行は無理のない日程にする
海外旅行では、限られた日数で多くの観光地を巡りたくなるかもしれません。
しかし、移動を詰め込み過ぎると、せっかくの旅行なのに慌ただしくなってしまいます。
50代夫婦なら、訪問先を絞り、1つの都市にゆっくり滞在する旅行もおすすめです。
ホテルの立地や空港からの移動手段なども含めて考えると、現地での負担を減らしやすくなります。
旅行費用だけでなく、旅行中の過ごしやすさも大切にしましょう。
7.50代夫婦が旅行費用を節約する7つの方法
旅行を楽しみたいと思っても、家計に負担がかかり過ぎるのは避けたいものです。
そこで、旅行の満足度を下げずに費用を抑える方法を紹介します。
① 平日や閑散期に旅行する
旅行費用を抑えるうえで効果的なのが、旅行する時期を工夫することです。
ゴールデンウィークやお盆、年末年始などの繁忙期は、交通費や宿泊費が高くなる傾向があります。
仕事の都合がつくのであれば、平日や旅行需要が落ち着く時期を選んでみましょう。
同じ宿泊施設でも、曜日や時期によって料金が異なる場合があります。
50代は、仕事や家庭の予定に合わせながら、比較的自由に旅行の日程を決められる人もいるでしょう。
その自由度を活用することが、旅行費用の節約につながります。
② 早めに予約して交通費を抑える
新幹線や飛行機を利用する旅行では、早めに予約することで費用を抑えられる場合があります。
航空会社の早期購入割引や、鉄道会社の割引商品などを確認してみましょう。
ただし、割引運賃には変更や払い戻しに条件がある場合もあります。
予定が変わる可能性がある場合は、安さだけでなく予約条件も確認することが大切です。
③ 宿泊予約サイトを比較する
同じホテルや旅館でも、予約サイトや宿泊プランによって料金が異なる場合があります。
公式サイト、旅行予約サイト、ポイントサイトなどを比較してみましょう。
比較するときは、宿泊料金だけでなく、食事の有無、キャンセル条件、ポイント還元なども確認します。
また、予約サイトによっては、会員限定の割引やクーポンが用意されていることもあります。
ただし、ポイント還元を受けるために不要な買い物をしてしまっては本末転倒です。
あくまで予定している旅行をお得に予約するために活用しましょう。
④ 旅行ポイントやクレジットカードを活用する
旅行費用を節約する方法として、ポイントの活用もあります。
普段の買い物や公共料金の支払いなどで貯めたポイントを、ホテル予約や航空券、旅行関連サービスに利用できる場合があります。
例えば、次のような方法です。
- クレジットカードのポイントを旅行代金に充当する
- ホテル予約サイトのポイントを利用する
- 航空会社のマイルを特典航空券に交換する
- ポイントサイトを経由して宿泊予約をする
旅行のために新しくカードを作る場合は、年会費や利用条件を確認しましょう。
ポイントを貯めることが目的にならないように注意し、普段の生活で無理なく貯めたポイントを旅行に使うのがおすすめです。
⑤ 交通手段を比較する
旅行先によっては、新幹線よりも高速バスや自家用車の方が安くなる場合があります。
一方で、移動時間や疲労、駐車料金なども考慮する必要があります。
例えば、夫婦2人で移動する場合、車なら交通費を抑えられることがありますが、長距離運転の負担もあります。
新幹線なら移動中に休めるというメリットがあります。
単純に料金だけを比較するのではなく、時間や快適さも含めて選びましょう。
⑥ 旅行先で使うお金に優先順位をつける
旅行費用を節約するために、すべてを安くする必要はありません。
例えば、宿泊費は抑えて、その分おいしい食事にお金を使う。
観光施設をたくさん巡る代わりに、景色の良い場所でゆっくり過ごす。
このように、自分たちが満足できる部分にお金を使い、それ以外を抑えることが大切です。
旅行の満足度は、必ずしも使った金額に比例するわけではありません。
⑦ 旅行の予定を詰め込み過ぎない
意外に思われるかもしれませんが、旅行の予定を減らすことも節約につながります。
観光施設を何か所も巡れば、入場料や交通費、食事代などが増えていきます。
一方、訪問先を絞れば、移動費や観光費を抑えながら、1つの場所をじっくり楽しめます。
50代夫婦の旅行では、予定を詰め込まず、余裕を持ったスケジュールを組むこともおすすめです。
8.旅行費用は毎月積み立てて準備する
旅行を楽しむためには、旅行費用を日々の生活費と分けて管理する方法がおすすめです。
旅行のたびに貯蓄を取り崩すのではなく、毎月一定額を旅行用として積み立てておけば、家計の見通しが立てやすくなります。
毎月の積立額と年間旅行予算
| 毎月の積立額 | 1年間の積立額 | 3年間の積立額 |
|---|---|---|
| 5,000円 | 6万円 | 18万円 |
| 10,000円 | 12万円 | 36万円 |
| 15,000円 | 18万円 | 54万円 |
| 20,000円 | 24万円 | 72万円 |
| 30,000円 | 36万円 | 108万円 |
例えば、毎月2万円を旅行用に積み立てれば、年間24万円になります。
この金額があれば、年に1回、夫婦で少し遠くへ旅行したり、数回の日帰り旅行を楽しんだりできます。
毎月3万円なら年間36万円となり、少し贅沢な旅行も計画しやすくなります。
もちろん、家計の状況によって無理のない金額は異なります。
大切なのは、旅行のために生活費や将来の備えを削り過ぎないことです。
旅行用の口座や家計管理アプリなどを利用して、生活費や老後資金とは分けて管理するとよいでしょう。
9.サイドFIREや老後生活では旅行費をどう考える?
50代になると、定年退職や老後生活、資産の取り崩しについて考える機会が増えてきます。
特に、サイドFIREを目指している人や、すでに仕事量を減らしている人にとって、旅行費用は生活設計の重要な要素です。
生活費を抑えることは大切ですが、将来への不安から旅行や趣味をすべて我慢してしまうと、せっかく自由な時間ができても楽しめなくなってしまいます。
旅行費用を年間予算に組み込む
例えば、夫婦の生活費とは別に、年間30万円を旅行費として確保する方法があります。
毎月の積立額に換算すると、2万5,000円です。
この予算があれば、次のような旅行スタイルが考えられます。
- 近場の日帰り旅行を年に数回
- 国内の宿泊旅行を年に1回
- 数年に1回、少し贅沢な旅行
旅行費をあらかじめ生活設計に組み込んでおけば、旅行のたびに「使っても大丈夫だろうか」と悩むことも少なくなります。
資産形成期から資産活用期へ
これまで資産形成を優先してきた人は、50代から少しずつお金の使い方を見直してもよいのではないでしょうか。
資産を増やすことは、将来の安心を得るための手段です。
しかし、お金を増やすこと自体が人生の目的ではありません。
旅行や趣味、家族との時間など、自分たちが本当に価値を感じることにお金を使うことも大切です。
もちろん、老後資金や生活防衛資金を確保することが前提です。
そのうえで、使ってもよいお金を明確にし、計画的に旅行を楽しむ。
これは、資産形成期から資産活用期へ移行するための考え方の一つです。
10.50代夫婦の旅行は「思い出への投資」
旅行に使ったお金は、旅行が終われば手元には残りません。
ホテル代や交通費、食事代を支払っても、預金残高が増えるわけではありません。
そのため、旅行にお金を使うことに抵抗を感じる人もいるでしょう。
しかし、旅行にはお金では測れない価値があります。
美しい景色を見たこと、初めて食べた料理、旅先で出会った人、夫婦で笑い合った時間。
こうした経験は、旅行が終わったあとも思い出として残ります。
いわゆる「思い出の配当」という考え方です。
旅行中に撮影した写真を見返したり、旅先での出来事を夫婦で話したりすることで、旅行後も楽しみが続いていきます。
また、50代はまだ行動できる時間があります。
60代、70代になってから旅行を楽しむこともできますが、体力や健康状態、家庭の事情などによって、行きたい場所にいつでも行けるとは限りません。
だからこそ、将来のために貯めることと、今の人生を楽しむことのバランスを考える必要があります。
旅行は、単にお金を使う行為ではなく、夫婦の時間や経験を豊かにするための投資とも考えられます。
11.旅行費用で失敗しないために気をつけたいこと
旅行を楽しむためには、予算を決めるだけでなく、予想外の出費にも注意する必要があります。
予算に予備費を含めておく
旅行中は、予定していなかった食事や買い物、交通費などが発生することがあります。
そのため、旅行費用の予算には、ある程度の予備費を含めておきましょう。
例えば、旅行予算が10万円なら、9万円程度を基本予算として考え、残りを予備費にする方法があります。
旅行保険やキャンセル条件を確認する
特に海外旅行では、旅行保険の補償内容を確認しておきましょう。
クレジットカードに旅行保険が付帯している場合でも、補償内容や適用条件はカードによって異なります。
また、ホテルや航空券のキャンセル条件も重要です。
安いプランを予約したものの、予定変更ができず、結果的に損をしてしまうこともあります。
旅行のために借金をしない
旅行は人生を豊かにする経験ですが、無理をしてまで行く必要はありません。
クレジットカードの分割払いやリボ払いなどで旅行費用を賄うと、旅行後も支払いが続くことになります。
旅行は、基本的に現在の家計で無理なく支払える範囲で計画しましょう。
将来の生活に不安を残さないことも、旅行を楽しむための大切な条件です。
まとめ|50代夫婦はお金と時間のバランスを考えて旅行を楽しもう
50代夫婦の旅行費用は、旅行先や日数、宿泊施設によって大きく変わります。
日帰り旅行なら夫婦2人で1万~3万円程度、1泊2日なら5万~10万円程度、2泊3日なら10万~20万円程度を一つの目安として考えられます。
もちろん、これらはあくまで予算の目安です。
大切なのは、周囲と比較することではなく、自分たちの家計や価値観に合った旅行を楽しむことです。
旅行費用を毎月積み立てたり、平日や閑散期を利用したり、ポイントや割引を活用したりすることで、無理のない範囲で旅行の回数や満足度を高めることができます。
50代は、これからの人生をどのように過ごすかを考える大切な時期です。
老後資金を準備することも必要ですが、将来のために今を犠牲にし過ぎる必要はありません。
お金を貯めるだけでなく、使うことも考える。
夫婦で行きたい場所を話し合い、無理のない予算を決めて、少しずつ思い出を増やしていく。
旅行に使ったお金は、通帳には残りません。しかし、夫婦で過ごした時間や経験は、これからの人生を豊かにしてくれるはずです。
50代からの旅行は、残りの人生を楽しむための「思い出への投資」。
お金と時間のバランスを考えながら、自分たちらしい夫婦旅行を楽しんでいきましょう。



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