50代からの年金完全ガイド
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夫婦の年金戦略と年金定期便の見方
50代になると、多くの人が老後資金について真剣に考え始めます。
しかし実際には、
「自分の年金額は何となく知っている」
という人はいても、
「夫婦合算でいくらもらえるのか」
を把握している人は意外と少ないものです。
老後生活は基本的に夫婦単位で考えるものです。
まずは夫婦全体でどれくらいの年金収入になるのかを知ることから始めましょう。
年金は夫婦で考えるべき
例えば、
夫:厚生年金15万円/月
妻:国民年金6万円/月
の場合、
世帯収入は21万円になります。
多くの人は自分の年金ばかり見ていますが、
本当に重要なのは
「夫婦合算の年金額」
です。
老後資金の不足額も、
夫婦合算の収入から計算するべきです。
夫婦の年金戦略① まずは夫婦の年金額を把握する
最初にやるべきことは、
夫婦それぞれの
・ねんきん定期便
・ねんきんネット
を確認することです。
年金の見込み額が分からなければ、老後資金の計画も立てられません。
50歳以上の人に届く年金定期便には、現在の働き方が60歳まで続いた場合の見込み額が表示されています。
夫婦の年金戦略② 加給年金を忘れない
意外と知られていませんが、
年金には「家族手当」のような制度があります。
それが加給年金です。
厚生年金加入期間が20年以上ある人が65歳になったとき、65歳未満の配偶者を扶養している場合に加算される制度です。
例えば、
夫65歳
妻62歳
というケースでは、
妻が65歳になるまで加給年金を受け取れる可能性があります。
知らずにいると数十万円単位で損をする場合があります。
夫婦の年金戦略③ 振替加算も確認する
配偶者が65歳になると加給年金は終了します。
しかし一定条件を満たすと、
今度は配偶者側の年金に「振替加算」が上乗せされます。
この制度は非常に複雑ですが、
昭和世代の夫婦にとっては老後収入を左右する重要な制度です。
年金事務所や社会保険労務士への相談も検討する価値があります。
夫婦の年金戦略④ 繰下げ受給は夫婦別々に考えられる
年金の繰下げ受給は、
夫婦で同じ選択をする必要はありません。
例えば、
夫は70歳まで繰下げ
妻は65歳から受給
という組み合わせも可能です。
生活費を確保しながら年金額を増やすことができます。
夫婦それぞれの健康状態や資産状況に応じて柔軟に考えましょう。
老後に必要なのは年金額より生活費
老後資金を考えるとき、
「年金が少ない」
と不安になる人がいます。
しかし本当に重要なのは、
年金額ではなく生活費です。
例えば、
夫婦年金22万円
生活費20万円
なら問題ありません。
逆に、
夫婦年金30万円
生活費35万円
なら赤字です。
まずは家計簿をつけ、
老後に必要な生活費を把握することが重要です。
年金定期便はどこを見ればいいのか?
毎年届く年金定期便。
実は多くの人がほとんど見ずに捨てています。
しかし、
年金定期便は
「将来の自分への通知表」
です。
チェックポイント① 年金加入期間
最初に確認したいのは加入期間です。
未納期間や記録漏れがないかを確認しましょう。
もし記録に誤りがあれば、
将来の年金額に影響します。
チェックポイント② 年金見込額
最も重要なのが年金見込額です。
50歳以上の人は、
将来受け取る年金の見込み額が表示されています。
まずはこの数字を確認しましょう。
チェックポイント③ 厚生年金加入履歴
転職経験が多い人は特に重要です。
勤務先ごとの加入記録に漏れがないか確認します。
もし誤りがある場合は早めに修正しておくことが大切です。
年金定期便だけでは不十分
私がおすすめするのは
「ねんきんネット」
の活用です。
年金定期便は年1回しか届きません。
しかし、ねんきんネットを利用すると、
将来の年金額をシミュレーションできます。
例えば、
・60歳で退職した場合
・65歳まで働いた場合
・70歳まで働いた場合
などを試算できます。
50代以降は特に活用する価値があります。
まとめ
年金は個人で考えるものではなく、
夫婦で考えるものです。
そして、
年金額だけを見て一喜一憂するのではなく、
・夫婦の年金総額
・生活費
・保有資産
・働く期間
を総合的に考えることが重要です。
50代は老後の準備期間ではありません。
人生後半の設計期間です。
毎年届く年金定期便を「ただの郵便物」として捨てるのではなく、
未来の自分から届いた重要なメッセージとして活用していきましょう。
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